あのときの王子くん~星の王子さま~(14)
〈「それこそ、ひどい仕事だよ」〉 五つ目の星は、すごく不思議なところだった。他のどれよりも小さかった。ほんのぎりぎり、明かりと明か...
〈「それこそ、ひどい仕事だよ」〉 五つ目の星は、すごく不思議なところだった。他のどれよりも小さかった。ほんのぎりぎり、明かりと明か...
四つ目の星は、仕事人間のものだった。この人はとっても忙しいので、王子くんが来たときも顔を上げなかった。「こんにちは」と、その子は...
次の星は、飲んだくれの住まいだった。ほんのちょっと寄っただけなのに、王子くんはずいぶん気持ちが落ち込んでしまった。「ここで何して...
二つ目の星は、見栄っ張りの住まいだった。「ふふん! ファンのお出ましか!」王子くんが見えるなり、見栄っ張りは遠くから大声をあげた...
その子は小惑星三二五、三二六、三二七、三二八、三二九や三三〇の辺りまでやって来た。知らないこと、やるべきことを見つけに、とりあえ...
星から出るのに、その子は渡り鳥を使ったんだと思う。出る日の朝、自分の星の片付けをした。火のついた火山のすすを丁寧に払った。そこには二つ、...
ほどなくして、その花のことがどんどんわかっていった。それまでも王子くんの星には、とても慎ましい花があった。花びらが一回りするだけの、ちっ...