中国と日本の文化の違いを日常的な観点から紹介している本で、中国語で書かれています。各エッセイがコンパクトにまとめられており、気楽に読めるわりに内容はなかなか興味深いものが並んで充実しています。
プレゼントをあげるときにかける言葉の日中での違いを指摘する文が私には面白く感じられました。日本ではつまらないものですが、と言うけど、中国ではいいものですよと。著者は日本の文化習慣をよく理解していると思います。やや典型的にすぎるというキライはありますが。
本の前半は中国語部分で、その日本語訳が後半にまとめて書かれています。中級レベルの人なら訳を見る必要を感じないでしょう（訳よりピンインをのせてほしかった）。
他にいいと思うのは「中国語の本を読んだ！」という達成感を与えてくれるところですね。
